姫路市/市周辺在住・立命館OBの会


by himerits

市長選の争点を探る

来春の姫路市長選に、現職の石見市長(姫路立命会顧問)のほか、岡村氏が出馬の意向を示しています。
今回の市長選の争点を考えてみたいと思います。(会としてではなく、副会長ではないほうのmikiが勝手に書いています)

岡村氏のブログで「争点」について述べておられます。
いろいろ書いてあるのですが、基本的には「姫路を元気にしたい」という点で石見氏と同じです。争点というからには、違いが必要で、この観点から、17と19を取り上げます。

争点(英語教育の改革)
(17)市内中心部の活性化と、観光客1000万人「国際観光都市・姫路」を実現するため、市中心部の市営・特定民営駐車場は、全部、3時間無料にしよう!
   観光客向け、美術館・博物館も、無料で、しかも年中無休に!
   書写山詣でも、これらの観光コースに組み入れて、一泊二日型の観光地に変えよう。(財源:入場料無料の英国の博物館に見習い、観光客数の増加による様々なお土産や記念品などやサービスの拡充による、町全体や観光諸施設の売り上げの増加確保)

(19)現行の姫路駅をハブとする放射状のバス路線体系に、環状線タイプの路線を追加・・・より早くより安く、市内を移動・・・市民の暮らしの向上と観光客の移動をより迅速・便利に。

ごく普通に考えて出そうな批判は、実現可能性に関する問題でしょう。
17については、市が3時間無料にしたら民営駐車場は潰れるから生活保障の問題がすぐでてきます。潰れないように民営駐車場も無料にして3時間分の料金を市が補填などということになれば、そんな税金投入を市民が認めるかどうか疑問です。私などは真っ先に反対したいです。
19については、これまでにもJR英賀保-山陽飾磨間に市営バスを新設したりしましたが、利用が芳しくなく、不採算路線として整理されました。ご存知なのにあえておっしゃってるのかどうかわかりませんが、再び同じようなことを赤字補填を含めて市民が認めるのかどうか疑問です。

しかし、こうした初歩的で現実的な問題が仮に無いとしても、
そもそも、 「姫路駅周辺に自動車で行くことについて、寛容になるかべきか」という点が気になります。
石見現市長は、駅南はクルマでアクセスしやすくするが、駅北はクルマを締め出し公園化したいと考えられているように思います。(同じように駅北の民間駐車場の保障問題がありえます)

つまり、駅北に関して、「クルマの締め出し」か「寛容」かという基本的な考え方の違いがあると思うのです。

いま各地の自治体では、クルマではなく公共交通の利用を真剣に検討し始めています。環境も問題もありますが、クルマが普及して地元の人が郊外に分散してしまい、街なかが寂れたからです。LRT幻想(姫路立命会)で書いたように、LRTに活性化を期待する背景もそこにあります。

そんな中、姫路の中心街が地方都市にしてはまだマシなのは、岡村氏も認める「姫路駅をハブとする放射状のバス路線体系」のおかげで、姫路駅に出てくる用事があるためです。
環状の公共交通を充実させることが(多くの障害を乗り越えて)できたとしたら、姫路駅前に出てていく必要が今まで以上に減るでしょう。

神戸だって、元町に比べて三宮に人がいるのは、三宮がポートライナーや地下鉄、私鉄の乗換駅だから。
街は、そこに来ないといけない人も来たいと思ってくる人も両方必要だというのが私の考えです。たとえ三宮であっても東京の渋谷であっても、本当に来たい人だけがそこにいたとしたら、ずいぶん寂しい街、面白くない街になると思うのです。

参考
姫路市長選に対抗馬(ひめナビブログ)
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by himerits | 2006-12-13 10:49 | 姫路